漫画「彼女、お借りします」117話のネタバレ
2019年11月20日（水） 週刊少年マガジン51号 発売
満足度117 監督と彼女 ネタバレ
「近所で撮影とかしてんの？」「モデルか何かってこと？」通行人が驚いているなか和也はずんずんと歩いていく。皆の視線の先には私服姿の千鶴が立っていた。そんな千鶴を和也は胸をドキドキさせながら見つめていた。
「あ、ども」和也に気づいた千鶴が声をかけるとまわりの人は嘘だろ！？と声をあげる。和也はへこみながらも千鶴の元へ行く。
「じゃ2万7千円になります」和也に手を出し千鶴は言った。和也が「え！？」と戸惑うと、千鶴は笑顔で「なんちゃって」と言った。
約束の喫茶店に向かう和也と千鶴。「練大映研優秀でさ、長期休暇の度に短編撮ってコンクールとか出してて、ずっと声かけてたんだけどさ、今回引き受けてくれることになってさ」と和也は千鶴に言った。まだクラファン中なのによくOKしてくれたわねと千鶴は和也に聞くと、和也は笑いながら「ははっタイミング？ラッキー！」と答えた。
喫茶店に到着し階段をのぼる千鶴のお尻を凝視してしまい恥ずかしがる和也。コーヒーを飲む千鶴を見ながら「いつもと雰囲気違くない？」と声をかける。「あぁレンカノのお客さんはやっぱりガーリーな服好きだから、需要と供給？」和也はそう聞き普段着の千鶴を見て改めてめちゃくちゃ奇麗、横に居るのが女優なんだと認識した。
「お、和也」
眼鏡をかけた男がやってきて千鶴を見て一言「可愛い…」と言った。映研の監督、田臥であった。「田臥さん砂糖アリミルク無しでいいスか！？」せかせかと田臥のコーヒーを頼む和也を見て千鶴は“やたら気が利く”と思った。
「てか大丈夫？スケジュールタイトだしセリフ思えられる？」田臥にそう聞かれた千鶴は真面目な顔をして答えた。「……できます！」
…
三人が外に出ると雨が振っていた。「俺傘買ってきます！！」そういって雨の中を和也は走っていった。
「あいつずっとあんな感じでさ」と田臥に言われ千鶴は「え？」と聞き返した。「あれ？聞いてない？俺が和也に口説かれたって話」千鶴は訳も分からず聞き返した「…口説かれた…」
「映研夏休みに撮る映画もう決まっててさ、はじめは無理だって断ってたんだけど。この3週間くらいは毎日だよ、代返しますっつって俺の代わりにいらねー授業出まくったり、しかもノートまで取ってくれて他の部活から過去問までかき集めてきててさ。だからなんでそこまですんのかって聞いてみたんだ、そしたらさ…」
田臥に土下座をしながら和也は言う
「…彼女は恩人なんです。俺がどうしようもない時も力貸してくれて…傍にいるだけで頑張らなきゃって思えて…。だから今度は俺が彼女のために何かしてやる番なんです…っ！！」
田臥の話を聞きながら千鶴は瞳に涙を浮かべていた。
「どうしても話してみたかったんだ、あいつが惚れ込んだ女優さんがどんな人かってね」
千鶴は和也に寄るところがあるから先に帰ってと言い、和也もおうっと返した。そして千鶴は和也をじ…っと見つめる。和也はドキドキしながらどうかした？とたずねるが、千鶴も顔をそらし何でもないっと頬を赤らめる。
千鶴は田臥の話を思い出しながら、唇をくっと結び気合いを入れる。「よしっ！今度は私が頑張らなくちゃ」
和也は公演で紙を広げながら機材レンタルについての電話をする。
“原作…監督も決まって、顔合わせも終わった！進んでるっ！確実に一歩ずつ！！行ける！！行けるぞ！！”
場所は代わり和也の部屋の中。ノートパソコンに表示されるクラウドファンディングのサイトには0人という文字が映されていた。
漫画「彼女、お借りします」117話の感想
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漫画「彼女、お借りします」117話、118話の考察
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漫画「彼女、お借りします」117話、118話を無料で読む
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