漫画「彼女、お借りします」152話のネタバレ
2020年8月19日(水) 週刊少年マガジン38号 発売
彼女、お借りします(かのかり)
満足度152 嘘と彼女⑤ ネタバレ
「ヴええええおえええっヴヴぼヴぇぇぇ」
公園で八重森みにが文字にならない声で泣き叫んでいた。
「そんなに泣く…?」
和也はそう言って冷静に突っ立っていた。
「だってえええっ!!水原さんにとってたった一人のご家族があ……っ!!」
「大切な人を失う気持ちは分かるっス。自分も実家のフェレット死んだ時にめっちゃ泣いたっス」
“ん?今動物で例えたか?”
「水原さんは今どうして?」
「お通夜は明日だって言ってたし今頃準備に追われて…」
「行かなくていいんですか?今こそ悲しんでる水原さんのそばにいてあげるべきじゃ…」
「……どうだろう……?」
「思うんだよ……もしかしたら水原は俺が思うよりずっと強くて…逞しくて…一人で生きていける…すげー女なんじゃないかって…」
「……なんかあったスか?」
「えっあっ、いや…なんとなく!?」
「馬鹿スか師匠!一人で生きていける女なんてこの世にいないっス」
…
和也はバイトに出かけようと部屋の外に出た。
そして千鶴の部屋の扉を見つめた。
“一人で生きていける女なんてこの世にいないっス”
和也はそのままバイト先に向かった。
…
夜明けまで和也が病室の前で待っていると、千鶴が出てきた。
和也は千鶴に駆け寄り声をかけた。
「水原…!その…ばーちゃんは……」
「……」
千鶴は何も答えなかった。
「ずっと居たの?」
「えっ!?ああ帰るに帰れなくて……」
「そう…悪かったわね気遣わせて。疲れてるだろうし今日は帰って休んで」
「あ、ああ…」
「じゃ、私行かなきゃ。お通夜の準備もあるし」
「う、うん」
千鶴はその場を立ち去ろうとした。
和也は千鶴の背中を見て声をかけた。
「あ、あのさ!水原……っ!!その…っ平気か……!?」
「なんか辛い事とかあったら言ってくれよな!困った事とか…本当なんでも!!」
「俺ただのお隣さんだけどさ、いつでも水原の力に…!!」
千鶴は振り返って笑顔で答えた。
「へいきっ」
…
“そう言った水原はそれ以上何も語ろうとはせず、そこにいるのはいつもと変わらない水原で、一度も振り返ることなくっ去っていく後ろ姿は、可憐で、綺麗で、まるで水原千鶴はそんな状況でも、それでも尚、まだ未だに、理想の彼女を演じてるみたいだった。”
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