漫画「彼女、お借りします」149話のネタバレ
2020年7月22日(水) 週刊少年マガジン34号 発売
彼女、お借りします(かのかり)
満足度149 夢と彼女と俺 ネタバレ
では何かあればナースコールを
病室の中にはおばあちゃんと千鶴の二人になった。
千鶴は和也に言わなくていいのか…?俺たちのこと…と言われたことを考えながら
“馬鹿ね、話すことに意味なんかない。大体聞こえてるかどうかも分からないのに、そんなおばーちゃんに話したって…そんなの自己満足以外の何物でもない。もし聞こえてるんだったら悲しませるだけ。これでいい…これでいいの、これで…”
そう自分を納得させていた。
そして寝たきりのおばあちゃんに話しかけた。
「ごめんね。映画見せられなくて…立派な女優になった姿見せられなくて…結構頑張ったんだ…でも…ちょっと間に合わなかったみたい。病名を聞いた時から覚悟はできてた…今日まで頑張ってくれてありがとう。やっぱりまだ足りなかったのかな。もう少し上手くやれば…見せれたのかな……」
「ごめんね…おばあちゃん。ごめんねおじいちゃん。見せたかったな……映画…」
千鶴は鼻を赤くし、涙を流した。
そこへ和也が勢いよくドアを開け、病室の中にずかずかと入ってきた。
「ちょ、ちょっと!何入ってきてんのよ急に!!」
千鶴は涙をごしごしぬぐって和也に言った。
和也はそんな千鶴にお構いなしでごそごそとパソコンを開き始めた。
「えっ、ちょっと……!」
「ねぇ聞いてるの!?」
「マジで何なのよ!本気で怒るわよ!おばあちゃんもいるんだから勝手なことは…!!」
和也がパソコンをクリックするとプロジェクターが動きだし、病室の壁に映像が表示された。
群青の星座
千鶴はその文字を見て驚いた。そして和也は何も言わずに病室から出ていった。
病室の壁には演技をしている千鶴が映し出されていた。
「おば……ちゃ…」
「おばあちゃん……っ!!」
「おばあちゃ…見…っ」
千鶴はおばあちゃんに話しかけたが、おばあちゃんは何も反応がなかった。
千鶴は諦めた表情をしていた。
そしてふとおばあちゃんを見ると目がうっすらとあいていることに気づいた。
“私女優になりたい。おばあちゃんみたいな女優に”
“おばあちゃんみたいな女優に”
“なれる!!なれるぞちづる!!!”
“叶う…願え…願えば夢は…必ず叶う…”
そしておばあちゃんは嬉しそうに目を閉じた。
千鶴はおばあちゃんの手を握りながら涙を流した。
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