漫画「彼女、お借りします」108話のネタバレ
満足度108 オムライスと彼女 ネタバレ
ドキドキドキドキ…
和也は182万円の内訳について説明していた。
“ぐっ…っダメだ…！！全く集中できねぇ…っ！！！”
水原と部屋に2人きり、即席ポニテが似合う女は本物、ボディラインが一番出るカジュアル白Tシャツ、ロングスカート、水原の動きが気になって仕方ない。
そんな事を和也は考えていた。
「へーこれがプラン設定画面…」
千鶴はノートパソコンを覗き込んだ。
和也は千鶴の胸に目がいく。
“どわあーーーっダメだ…っ！！レンカノの時の方が距離は近いくらいだけど…っ！！プライベート空間なだけあってそっちにばっかり意識が…！！！”
いつもと違う洗濯物の香りもリップだけの唇も五感すべてで俺を刺激してくる…！！
“マジ兵器！！対男性理性破壊兵器！！！”
「ねえ聞いてる？」
和也は千鶴の言葉で現実に戻った。
予算の話も未確定な部分が多い、千鶴のギャラとかと和也が言うと
「別に要らないわよ報酬なんて、私のための映画だもん」
「だっダメだよ…！言ったろ、俺が金集める、水原は出ろって…」
「俺はあくまで水原に女優としてオファーしたんだっ。そこはしっかりいこう…っ！じゃないと瓦解する…！」
千鶴はそんな和也を何か思ったような目で見つめていた。昔の頼む！頼むよ水原〜と土下座していた和也の姿を思い出していた。
まっどの道資金調達ができなきゃ皮算用だし話はそれからねと千鶴は言い、返礼品とか書いてあるけどこれは？と和也に近づき聞いた。
支援者にはプラン毎に返礼品ってのが用意されてて、普通は完成映画のチケットとか映画のグッズとかと説明した。
「それで一つ…言い辛いんだけどさ…」
「この映画もやっぱり小百合ばーちゃんと水原のことを語るのが一番いいと思うんだ…」
和也は切り出した。
千鶴はなるほどね、じゃその方向で、おばあちゃんには私から言っとくと答えた。
和也はいいのか！？と聞き返した。水原はそういうお涙頂戴みたいの嫌がるかと…
「折角映画作ってもらってるのに私だけ守るものばっかりじゃ悪いじゃない」
「夢が叶えばいい、他は何も要らない」
千鶴は真剣な顔をして言った。
そんな千鶴の姿を見て和也はやっぱり失敗できないと思ったが「ぐぅ〜」とお腹の音が鳴った。
「何よごはん食べてないの？」
あっいやどうかな、ハハと恥ずかしくて和也はごまかした。
千鶴は部屋の中を見渡した。
カップ麺の容器が捨てられたゴミ袋。
台所にはストックされた栄養ドリンク。
千鶴が急に立ち上がり、和也はあっトイレ！？ちょっ待……！掃除をしておらず焦った。
「ちょっと冷蔵庫見てい？」
「何か作ってあげる食べれる物」
千鶴は台所にあったフライパンを手に持ちながら言った。
「え…？？」
和也は驚き声をあげた。
漫画「彼女、お借りします」108話の感想
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漫画「彼女、お借りします」109話、110話の考察準備中！！
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