漫画「彼女、お借りします」104話のネタバレ
満足度104 割り勘と彼女 ネタバレ
“再度来てしまった。水原とファミレス…！！”
“ドキドキが止まらん…水原めっちゃ可愛いカッコしてるし、デート帰りとかかな…。この可愛さ…いつになったら慣れるんだろう…”
そして和也は千鶴の“お願い…作って…私の映画…おばあちゃんに…見せて…っ”と涙をこらえながら必死に言う姿を思い出していた。
“でもさっきの表情…水原のあんな姿初めて見た…目潤んでるようにも見えたし…必死にお願いって…やっぱりただ事じゃ…”
「ではっ…状況を整理します」
千鶴は久々に猫の目をしながら言った。
自主制作映画とはいえ女優として出る以上これは正式なオファーということになるわ。あなたは制作で私は出演者。これからはそういう立場になる。
事務所にも報告することになるし、ダメなんてことないと思うけど、マネージャーさんともやり取りしてもらうかもと言う千鶴。
出るからにはそれなりのものにはしたいし…おばあちゃんのためにっていうのは有り難いけど…。
和也はそりゃそーだよな、俺も水原が出るからにはちゃんとしたものにしてやりてーし、第一ホームビデオみたいなのじゃ…小百合ばーちゃんに申し訳が…と思った。
そして和也は机をドンと叩き、やるよっ！マジでちゃんと作ってみせる！と言った。
千鶴は一口に映画制作といっても簡単じゃないわ、クラウドファンディングなんて本当にできるの？と和也に聞いた。
和也はノートパソコンを開き、やってできないことは無いはず…と説明した。
千鶴は和也に近づきノートパソコンをのぞきこんだ。
和也は千鶴の胸の谷間に目がいってしまう。
「ま、そこはあなたに任せるしかないわね。でも専門家のアドバイスは必要よ」
千鶴にそう言われ、和也は明日とか相談してみると答えた。
「それともう一つ…。このこと和おばあさんたちには言わないでっ」
和也は確かに今事情を話したら、晴美さんタンス預金を！もしくは保険を崩してくれ！とか言い出しかねなねーしと考え、分かったと答えた。
会計を済ませようとレジに行き、ホットコーヒー代470円を和也は払おうとした。
「ねえちょっと！ダメよ！」
え？
「彼女じゃないんだから割り勘っ」
まさか水原からその言葉を聞く日がくるとはと和也は思ったが、女優さんには払わせらんねーって！と言い、千鶴も戸惑いながらも…じゃあどうも…と言った。
帰り道、色々あった、お風呂入りたいと言う千鶴。
和也は何はともあれ水原が乗ってくれて良かった。前途多難ではあるけど、夢叶えるにはこれしかねー。夢…水原の夢…と考えていた。
そして千鶴のお願い…と言った時の表情を思い出した。
「なぁ水原！本当に…平気か！？キツそうならお隣さんにでも…」
「また同じ質問？別に普通っ！」
千鶴は答えた。
“とにかく俺はやるしかない…！撮るんだ！！必ず！！水原で映画…！！！”
千鶴はお風呂にもぐって、和也のキツそうならお隣さんにでも…という言葉を思い出していた。
そして顔を出し、お願い…作って…私の映画…と言った時の事を考えていた。
「私…どんなカオしてたかな…」
「あーもう馬鹿っ」
両手を顔に持っていき、恥ずかしそうに千鶴はつぶやいた。
「…はぁ。どうなることやら…」
漫画「彼女、お借りします」104話の感想
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漫画「彼女、お借りします」104話、105話の考察
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